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「空間デッサン」 と 「桃の節句」

絵画教室こどものアトリエ


   ―美術系進学準備クラスの制作風景―


デッサンといっても机上デッサンだけではありません。
今回、室内空間デッサンをしました(美術系進学準備クラス)。

どこを切り取って画面にいれるか。
アトリエをぐるーっと見渡して。


天井、壁、天井と壁のぶつかる角、窓、換気扇・・・と少し見上げた構図。

床、壁、扉、壁にかけられたほうき、ちりとり、床の電気コード・・・と少し見下げた構図。

いつもなら特別な風景として気にとめることもない、いつものアトリエ。
モチーフに選ばれた壁たちも初めてこんなにじーっと見つめられたのでは??


春から大学で空間デザインを勉強する彼女。

パソコンを用いた幅広い実習が増え、鉛筆を持つことが減るでしょう。
だからこそ、今が非常に大切で貴重な時間です。
見て、感じたことを、手に、鉛筆に伝え、発見して、もっと観察したくなる、もっと粘りたくなる。
頭で考えるだけでは行き詰る。だから手を動かしてみる、やってみる。
そうしているうちに、見えなかった、わからなかったことが見えてくる。
確実に見る目が超えていきます。

今描く一枚、一枚がこれからの自分を支えてくれるでしょう。
楽しみです❀


❀ ❀ ❀

基礎クラスでは、桃の節句に因んだ工作をひな祭りの前に。


帯状の色画用紙で輪を作り、入れ子の構造になるように輪を少しずつ小さくします。
三つのそれぞれの輪をひもでつなげ、いちばん小さい輪につけたひもを引っ張ると、上へ上へと伸びてタワーのようになります。
全ての輪にひな祭りに因んだ絵やまたは好きな絵を描き、素敵なものにしてくれました。

三つの輪の色を菱餅の三色でつくりました。

菱餅の赤(ピンク)は桃の花、白は雪、緑は芽吹きを表しているそうです。


こどもの体が丈夫になるように、人形をつくって、おまつりをしたのがひな祭りの始まりです。
もとは、紙の人形を自分でつくったり、持っている人形を飾りました。


まだ現在ほどに医学が発達していない時代―
病気のわが子の体の悪い部分を人形でこすり、人形に病を移し、人形をわが子の身代わりとして川や海へ流しました。
こどもの健康や安全を必死に願う親の切実な思い。

今もひな祭りに人形を川へ流す地域もあります。

アトリエっ子の健やかな成長を心から願い、
みんなへの感謝を心からこめて❀