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2013年3月アーカイブ

絵画教室こどものアトリエ


4月の課題


基礎クラス

 4月 4,5,6日 [絵画] 『ちかごろおどろいたこと』


                寒いのにさくらが咲いたり、
                代田の駅が地下になったり。おどろいたね
                ほかにもあるかな?


               《もちもの》 スケッチブック、水彩用具
     

 4月 11,12,13日 [工作] 『うきうきツリー』 


                軍手で木の形を作ります。


               《もちもの》 280㎖位のペットボトル 1個
           

 4月 18,19,20日 [絵画] 『あたらしいともだち』 

                                        
                新入園、新入学、進級。
                お友達も増えました。


               《もちもの》 スケッチブック、水彩用具


 4月25,26,27日  [工作] 『こいのぼりになろう』


                こいのぼりと一緒に走ります。
                空を泳ぐ気分になれたかな?


               《もちもの》  なし




高学年クラス


  ※ クロッキーブック、B3鉛筆、消しゴムは必ず持って来てください。


  [絵画] 4月のモチーフ


         『干しイワナ』
         『らんの花』

  [工作](3、4年生) 

         『とび出す昆虫図鑑』





❀ メッセージ ❀

絵画教室こどものアトリエ


東日本大震災から2年。
2011年のあのとき、
子供たちは、大きな地震を初めて経験しました。


あのとき、アトリエっ子が自発的に「応援の絵を描きたい」、と言いました。

そして、2年前に作成した『東日本大震災応援ギャラリー』を、今一度掲載し、
心からお見舞いを申し上げるとともに、
災難と今も戦われている全ての方へのメッセージとさせていただきます。


そして、すべての子どもたちの心が少しでも晴れてくれればと、心から願うばかりです。


❀東日本大震災応援ギャラリー❀
↑こちらをクリックするとギャラリーのページがご覧いただけます。


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絵画教室こどものアトリエ


   ―美術系進学準備クラスの制作風景―


デッサンといっても机上デッサンだけではありません。
今回、室内空間デッサンをしました(美術系進学準備クラス)。

どこを切り取って画面にいれるか。
アトリエをぐるーっと見渡して。


天井、壁、天井と壁のぶつかる角、窓、換気扇・・・と少し見上げた構図。

床、壁、扉、壁にかけられたほうき、ちりとり、床の電気コード・・・と少し見下げた構図。

いつもなら特別な風景として気にとめることもない、いつものアトリエ。
モチーフに選ばれた壁たちも初めてこんなにじーっと見つめられたのでは??


春から大学で空間デザインを勉強する彼女。

パソコンを用いた幅広い実習が増え、鉛筆を持つことが減るでしょう。
だからこそ、今が非常に大切で貴重な時間です。
見て、感じたことを、手に、鉛筆に伝え、発見して、もっと観察したくなる、もっと粘りたくなる。
頭で考えるだけでは行き詰る。だから手を動かしてみる、やってみる。
そうしているうちに、見えなかった、わからなかったことが見えてくる。
確実に見る目が超えていきます。

今描く一枚、一枚がこれからの自分を支えてくれるでしょう。
楽しみです❀


❀ ❀ ❀

基礎クラスでは、桃の節句に因んだ工作をひな祭りの前に。


帯状の色画用紙で輪を作り、入れ子の構造になるように輪を少しずつ小さくします。
三つのそれぞれの輪をひもでつなげ、いちばん小さい輪につけたひもを引っ張ると、上へ上へと伸びてタワーのようになります。
全ての輪にひな祭りに因んだ絵やまたは好きな絵を描き、素敵なものにしてくれました。

三つの輪の色を菱餅の三色でつくりました。

菱餅の赤(ピンク)は桃の花、白は雪、緑は芽吹きを表しているそうです。


こどもの体が丈夫になるように、人形をつくって、おまつりをしたのがひな祭りの始まりです。
もとは、紙の人形を自分でつくったり、持っている人形を飾りました。


まだ現在ほどに医学が発達していない時代―
病気のわが子の体の悪い部分を人形でこすり、人形に病を移し、人形をわが子の身代わりとして川や海へ流しました。
こどもの健康や安全を必死に願う親の切実な思い。

今もひな祭りに人形を川へ流す地域もあります。

アトリエっ子の健やかな成長を心から願い、
みんなへの感謝を心からこめて❀

絵画教室こどものアトリエ

   基礎クラス2月の作品 『モンスター』


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       I・H           K・M


  P2070142a.jpg  P2070141a.jpg  P2070140a.jpg
       S・T          S・N          T・S


  P2070146a.jpg  P2070145a.jpg  P2070143a.jpg
       Y・H          N・C          S・T


  P2070150a.jpg  P2070149a.jpg  P2070148a.jpg
        Y・Y         Y・N          K・N


  P2070153a.jpg  P2070152a.jpg  P2070151a.jpg
        C・H         K・A          K・K


  P2070156a.jpg  P2070155a.jpg  P2070154a.jpg
        N・K         N・C          H・Y


  P2070162a.jpg  P2070158a.jpg  
        K・T         I・M           G・A


    P2070163a.jpg    P2070147a.jpg    P2070144a.jpg
       O・R          T・Y          K・Y


  P2070165a.jpg  P2070164a.jpg    P2070168a.jpg
        A・T          T・N           K・R


  P2080169a.jpg  P2080176a.jpg  P2080177a.jpg
        T・A          Y・M          Y・M


  P2080172a.jpg  P2080171a.jpg  P2080170a.jpg
        M・H          M・M          U・T


  P2090180a.jpg  P2080179a.jpg  P2080174a.jpg
        A・U          S・G           I・K


  P2090183a.jpg  P2090182a.jpg  P2090181a.jpg
       I・A           A・S           Y・R


  P2090187a.jpg  P2090185a.jpg  P2090184a.jpg
       I・S           M・H           I・H


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      M・R            N・S           S・M

絵画教室こどものアトリエ


私も煮干しのデッサンをしました。
独特の質感、固いけれどもろい、生き物が停止した"かたち"の力強さ。
描いてて面白かったので、デッサンのモチーフとしておすすめです。
今回も高校生たちと共に花のデッサンをする先生たち。
いつも先生たちの向上心、求道心に、私は有り難いことに身の引き締まる思いになります。

コラージュ作品を制作している高校生もいます(美術系進学準備クラス)。
悩む彼女に先生がひとこと―


「女は度胸です」


私はこの言葉が気に入ってしまい、その後何度もアトリエでこの言葉を真似、口にし、主に自分自身に言い聞かせていました。

コラージュは、仏語で「糊付け」の意で、新聞紙や布や写真などの様々な素材を貼り合わせて画面を構成する技法。
パブロ・ピカソやジョルジュ・ブラックがキュビズム作品を制作する過程で創始したといわれています(1912年頃)。


この日、「今学校の美術の授業でピカソを勉強しているよ」と話すアトリエっ子がいました。
そこで先生から「ピカソの名前は長いんだよ~?」という話が。
それがこちら・・・


パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・フアン・ネポムセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・シブリアーノ・センティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ


スペインでは普通のことのようで、ピカソ本人も覚えられなかったとか・・・!


アトリエっ子のテスト期間に便乗し、
みんな!! "ピカソのことば" を自由研究したよ~
ピカソってこんな人なんだね♪


「絵をかくときには、目をとじて、心のなかで歌をうたうんだ」
「絵は、新鮮な目で日々を見つめた日記帳である」
「芸術家のしごとは、さがしもとめることではない、感じることだ」
「ぼくは、自然をお手本に、絵をかいているんじゃない。自然のたすけをかりて、自然とともに、絵をかいているんだ」
「自然にさからうことはできない。世界一つよい男だって、自然には、かなわないのだから」
「芸術家がどんな絵をかくかは、それほど問題ではない。たいせつなのは、芸術家がどんな人間か、ということだ」


※参照
はじめてであう絵画の本(15)ピカソ
アーネスト・ラボフ=作
あすなろ書房